赤ちゃんが「ずりばい」をはじめたら気をつけるべきこと
2015/04/30
赤ちゃんはハイハイをする前に「ずりばい」と言われるものをすることがあります。
腕に力が付くと動きたい場所まで腕で体を引っ張って行くので、
まるでほふく前進みたいにみえますが、それを「ずりばい」と呼んでいます。
おすわり、ずりばいをして、ハイハイ、それから立っちができて、
伝い歩き、一人歩きと進むのが普通だそうですが、
おすわりをしないうちからずりばいを始める子もいますし、
ずりばいをしないでいきなりハイハイに進む赤ちゃんもるので個人差が大きいです。

でも心配は要りません。
赤ちゃんの体重や筋肉の付き方などが関係しているので、検診で何か指摘されない限り、順番が変わったり、時期が遅くなっても焦らないで見守りましょう。
さて、ずりばいを始めると赤ちゃんの世界はとても広くなります。
今まではベビーベッドの上やお母さんにだっこされていた空間だけだったのが、自分が行きたいと思う場所に移動できるようになるのですから。
しかし、ここで大変なことが起きないように気をつけましょう。
赤ちゃんにとってお部屋は危険がいっぱいです。
もう見るもの全てが新鮮で楽しくてたまらないですから、本当にどこにでも移動します。
お母さんやお父さんなどが見ている場合はいいのですが、ちょっと目を離した隙に危険にさらされないように、普段から大人が気をつけてあげることが大事です。
まずはずりばいをする床です。
大体6ヶ月頃から離乳食が始まるのですが、そうすると赤ちゃんは何でも口に入れてしまうようになります。
どんな味がするのか興味があるのでしょうね。

それまでは普通に床に置いておいたものが、そうなると危険物になってしまいます。
特に小さいものは要注意です。
間違って飲み込んでしまい、病院に行かないといけなくなることもありますから。
飲み物も床や、少し低いテーブルに置くのはやめましょう。
ずりばいができるようになってくると、30センチくらいの高さには上れる子も出て来ます。
もし飲んでしまった場合は、何をどのくらい飲んでしまったか、ちゃんと把握できるようにしておきましょう。
その前に何も置かないというのを習慣にするとよいですね。
よく赤ちゃんが間違って飲み込んでしまうものの中に、画びょうやピアスがあります。
画びょうはいつ落ちるか分かりませんから、
赤ちゃんの居るお家では使わないようにする方がいいですね。
お母さんのピアスも、できるだけしない方がいいかもしれませんが、もしするのなら必ず手の届かないところにしまうようにして下さい。
他にも危ないと思われるものは、全て高い位置に置くといいでしょう。
引き戸があるお家はその中に入れても開けてしまうかもしれないので、気をつけてください。またベランダも危険です。
本当に大人には何でもないことが危険につながるのだという認識を持って、お部屋を管理してください。
ベビーベッドも危険です。柵から乗り越えてしまう赤ちゃんも居るそうですので、中途半端な位置で柵を止めるのはやめましょう。
それでも本当に事故が起こってしまったら、焦らず、冷静に様子を見てあげて、必要と判断したら病院に行って下さい。
そうなる前に、赤ちゃんの安全のためにお部屋をいつも見回して、ずりばいの危険から守ってあげて下さいね。
(出典:http://www.anskl.com/)
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