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離乳食の進め方【3】

   

4段階のステップです

初期、中期、後期、完了期の4段階で考えましょう。時期に合わせて、調理方法や食べ方を変えていきます。

★ゴックン期 生後5.6ヶ月ごろ

唇を閉じてゴックンと飲み込む練習をする時期】
スプーンなどにも慣れる時期、なので、食材の種類などはこだわらなくてOK

・回数 1日1回
・授乳回数 母乳または育児用ミルクは離乳食の後に与えましょう。赤ちゃんが飲みたいだけ
・おかゆ 10倍がゆをすりつぶす
・かたさ なめらかにすりつぶした状態
前半は液体に近いトロトロ状。少しずつ水分を減らし、後半はスプーンの線がつくぐらいが目安。

・味付け しない(だし程度)

まずは1さじから。嫌がるようなら時間や硬さを調整してみて。飲み込むのが難しいようなら、少し開始時期を遅らせてもいいのでは?また食材を増やす場合は、1日1種類。
唇を閉じてゴックンと飲み込めているかをチェック。

1週目 母乳・ミルクの前に、初日はおかゆ1さじから。様子を見ながら数日かけて増やし、慣れたら新しい食材を加えていく。
2週目  すりつぶした野菜などを1回に1種類、1さじから加えてみる。
3週目  豆腐や白身魚などをすりつぶしたものを1回に1種類、1さじから加えてみる。

徐々に量を増やしていきましょう。スタートから1か月ぐらいしたら1日2回に増やす。
【食べれる量の目安】
10倍がゆ 6さじ~8さじ
豆腐 1~2cm角1個
白身魚 1~2さじ
野菜・くだもの 3さじ~4さじ
調理用の油脂類 1g以内
◆食べさせ方のポイント
膝に抱いた赤ちゃんの姿勢を、少し後ろに傾けるようにすると食べさせやすくなります。
赤ちゃんがおいしいと感じる「人肌ぐらいのあたたかさ」を目安にしながら、熱すぎたり冷たすぎたりしないよう、食べ物の温度にも気をつけましょう。
赤ちゃんが口を閉じてゴックンと飲み込むのが上手になってきたら、離乳食の水分を少しずつ減らしていき、ポッテリとしたマッシュ状のものにしていきます。
◆基本のレシピ
10倍がゆ
ほうれん草入りおかゆ
パンがゆ
野菜スープ

★モグモグ期 生後7.8ヶ月ごろ

離乳食【もぐもぐと口を動かし、食べ物をつぶして飲み込む練習をする時期】
上手にゴックンと飲み込めるようになって、いやがらずに食事がとれていれば食事の回数を増やし、少し食感のあるかたさに進めてみましょう。

・回数 1日2回母乳・ミルクの前に。
・授乳回数 赤ちゃんがほしがるとき(目安は日中5,6回。育児用ミルクは1日に3回程度)
・おかゆ 7倍がゆ
・かたさ 舌でつぶせるかたさ(豆腐くらい)
・味付け 調味料を使う場合はごく少量、風味づけ程度に

モグモグが上手になっているかをチェック。飲み込むことが上手になると、今度は丸飲みしてしまうこともあるので、ゆっくりと言葉かけをしながら口に運びましょう
開始後1か月を過ぎたころから、1日2回食に。
いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように、食品の種類を徐々に増やしましょう

1 つぶしがゆから全がゆ(5倍がゆ)に進めます。
※ 7倍がゆを与える期間があってもよい。
2 野菜類は大きめ(1cm程度の輪切り)に切ったものを、舌でつぶせるくらいの固さにゆでて、つぶしたり、さいの目切りなどにしたりします。緑黄色野菜を積極的に使いましょう。
3 白身魚から赤身魚(まぐろ・かつお)へと、魚の種類を増やします。加熱して細かくほぐしてすりつぶし、シチューやスープに。
4 肉類は脂肪の少ない鶏肉やレバーを使います。ゆでてすりつぶしたり、包丁でたたいてひき肉状にしたりして使います。脂肪の多い肉類はもう少し後になってからにしましょう。
5 ヨーグルト、塩分や脂肪の少ないチーズなども使えます。
6 卵は固ゆでの卵黄1さじから始め、アレルギー症状がでないか注意して進めましょう。

【食べれる量の目安】
全がゆ 50~80g(子ども茶わんに半分から8分目)
豆腐  3~4cm角1個(30~40g)
魚 3さじ以内
肉 3さじ以内
野菜・くだもの 5さじ
調理用の油脂類 2g以内

◆食べさせ方のポイント
平らなスプーンを下くちびるにのせ、上くちびるが閉じるのを待ちます。
口の中でつぶして飲み込みやすいよう、食べものにとろみをつけるとよいでしょう。

◆基本のレシピ
基本のだし汁(混合だし汁)
おかゆ・軟飯の基本分量
鶏がゆ
白身魚とほうれん草のとろみスープ

★カミカミ期 生後9ヶ月から11ヶ月ごろ

【奥の歯茎を使って食べ物をかむ練習をする時期】
3回食になって生活リズムもできてきます。
モグモグ、ゴックンが上手になって、食べられる食材が増えてきたら、少し歯ごたえのあるかたさに進めてみましょう。

・回数 1日3回母乳・ミルクの前に 毎日食べる時間はほぼ同じにして。
・授乳回数 赤ちゃんがほしがるとき(目安は日中5,6回育児用ミルクは1日2回程度)
・おかゆ 5倍がゆ
・かたさ 歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらい)
・味付け 調味料や油を使う場合はごく少量

食べているときの口の動きも活発に。食べ物に自分から手を出すようになったら、持って食べられるメニューを少しずつ用意しましょう。
9か月以降は鉄が不足しやすいもの。赤身の魚や肉、レバーを取り入れ、調理に使用する牛乳・乳製品の代わりに育児用ミルクを使用するなど工夫しましょう。

1 全がゆから軟飯に進めます。
2 赤身の魚の他、様子を見ながら青皮魚(いわし・あじ・さば)へと進めます。
3 肉類やレバーなど、調理がむずかしい時はベビーフードを使用しても。

【食べれる量の目安】
全がゆ 90~100g(子ども茶わんに1杯)
軽飯 子ども茶わんに8分目
豆腐 約小1/5丁(45g)
魚 3さじ
肉 4さじ
野菜・くだもの 6さじ~8さじ
調理用の油脂類 3g以内

◆食べさせ方のポイント
くぼみのある丸いスプーンを下くちびるの上にのせ、上くちびるが閉じるのを待ちます。
柔らかめのものを前歯でかじり取らせます。

◆ポイント
鉄不足に注意!
生後9か月頃になると体内の貯蔵鉄が減少し、鉄欠乏になる可能性があります。
乳児期の鉄欠乏は、脳の発達に影響する可能性のあることがわかっています。
鉄が不足しないよう、赤身の魚や肉、レバーなど鉄を含んだ食材を取り入れましょう。

牛乳貧血
牛乳は、カルシウムとリンの含有量が多く、鉄と不溶性の複合物を形成し、腸からの鉄分の吸入を阻害します。また、牛乳を多飲すると腸管アレルギーのひとつとされる消化管出血が見られることがあり、さらに鉄の損失を招くという報告もあります。このため、牛乳の飲用は1歳過ぎてからとされています。1歳前でも、調理に少量使うのは問題ありません。

フォローアップミルクのこと
フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではなく、牛乳の代用として開発されたミルクです。牛乳に不足している鉄分・ビタミン・ミネラルなどを多く含みますので、離乳食が順調に進まず、鉄不足などが心配される場合におすすめします。使用する場合は9か月以降にします。

★パクパク期 生後12ヶ月から18ヶ月ごろ

離乳食【徐々に大人に近い食事がとれるようになっていく時期】
バナナくらいのかたさのものを歯茎でかんで食べられるようになったら、大人の料理の取り分けで、味やかたさを調節していきましょう。

・回数 1日3回の離乳食と1~2回の補食(おやつ)できるだけ家族の食事と同じ時間に
・授乳回数 離乳食の量が増え、授乳回数が減っていきます。1人1人の子どもの離乳の進行及び完了の状況に応じて与えます。
・おかゆ 軟飯またはごはん
・かたさ 歯茎でかめるかたさ(肉団子やゆで卵の白身くらい)
・味付け 薄味に
手づかみで食べられるもの、前歯でかじりとれるものも用意します。口に入れすぎてしまうこともありますが、だんだん適量がわかってきます。スプーンやコップも自分で持たせてみて。
手づかみ食べなどで、自分で食べる楽しさを体験させてあげましょう。
形のあるものを噛みつぶせるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を食べものから摂れるようになれば離乳は完了です。

1 3回食だけでは足りないようなら、食事の補いとしておやつを1~2回、時間を決めて与えます。おやつには小さいおにぎりやふかしいも、ヨーグルトなどが適しています。
2 母乳や育児用ミルクは、離乳の進行や完了の状況に応じて与えます。
3 離乳が完了しても、奥歯が生えそろう3歳頃までは、食べものの固さ、大きさ、味つけ等に配慮しましょう。

【食べれる量の目安】
軽飯 子ども茶わんにほぼ1杯
豆腐 約小1/4丁(50~55g)
魚 3~4さじ
肉 4さじ
野菜・くだもの 8~10さじ
調理用の油脂類 4g以内

◆食べさせ方のポイント
手づかみ食べを十分にさせましょう。

牛乳はどのくらい飲ませていいの?
1歳を過ぎたら牛乳を与えることができます。与えるときには50mlくらいからスタートし、おなかがゆるくなったり、下痢をしたりしなければ量を増やしていきます。
温度は、最初の数回は人肌くらいに温める→室温くらいに戻したもの→それで問題がなければ冷たいものへと、ステップアップします。
1日の摂取量は300~400mlをめやすにします。ヨーグルトやチーズなど他の乳製品と組み合わせてもOKです。食前にたくさん飲むと食欲が落ちて食事が進まなくなることもあるので注意します。

汚れてもよい環境づくりを
あらかじめ、汚れてもよいエプロンをつけたり、床に新聞紙やビニールシートを敷いたり、後片づけがしやすい準備をするとお母さんのイライラも少なくなりますね。

◆困った!!
Q現在5ヶ月で、一日1回スプーン1さじずつ与えているのですが、もっと欲しがる時は沢山与えても大丈夫でしょうか?
A生後5~6ヶ月は胃腸が未発達なので与えすぎは負担がかかってしまい入院するケースもあります。離乳食初期(5~6ヶ月)の場合、離乳食から摂る栄養は全体の10%~20%で、栄養バランス的に食べられるものも少なくミルクや母乳から栄養を摂るのが基本ですので、一日一回スプーン1さじにしましょう。
(出典:naver.jp)

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