赤ちゃんにベビーパウダーは必要?
あせものシーズン到来!あなたはベビーパウダー使う派?使わない派?

赤ちゃんの肌は薄くてデリケート、なのに
大人と同じ数の汗腺があるのでとっても汗っかき。
また、一日中おむつにくるまれたおしりも、かぶれやすくて肌への負担は大きく、ママにとっては一年中悩みのタネ。
あせも&おむつかぶれのケアに、ずっと昔から愛用されてきたベビーパウダーについて改めてみていきましょう。
ベビーパウダーとアスベストの関係は?
数年前に「ベビーパウダーにアスベストが含まれている」という情報が流れ、「体に直接付けるものなのに……」という不安がママ達の間に広がりました。でも、これは、誤解からくる間違った情報です。アスベストをベビーパウダーの構成成分としてわざわざ配合しているということはありません。1987年、ベビーパウダーの一部製品からアスベストの混入が認められたものがありました*。それを契機に、日本で販売されているすべてのベビーパウダーはアスベストの混入がないことを確認するよう義務づけられるようになりました。現在、国内で販売されている製品にはアスベストの含有はなく、安心して利用できるということです。
「シッカロール」と「ベビーパウダー」の違いは?
一般的なあせも予防用の粉末には、天花粉(てんかふん)、タルカムパウダー*などがあります。このうち赤ちゃん用として作られているのがベビーパウダーで、「シッカロール」は1906年に誕生した初の国産ベビーパウダーの商品名です。
*タルカムパウダーはタルク(=滑石)という鉱物を主成分とする粉末化粧品です。すべすべした感触を与え、汗や水分を吸収するため、お風呂あがりなどに使われます。
あせも・おむつかぶれはなぜできる?
薄くてやわらかい赤ちゃんの肌。そのうえ、発汗や体温調節をまだうまくコントロールできないので、赤ちゃんの肌はとってもデリケート。だから汗やおしっこ、うんちなどの刺激にとっても弱いのです。
あせも
汗腺の出口が、汗や汚れなどでふさがれ、皮膚の内側に汗が溜まったことによりできる小水疱性の発疹。
おむつかぶれ
おむつ皮膚炎ともいい、赤ちゃんの体質、健康状態、環境、季節、それにうんちやおしっこの刺激、おむつ内のムレ等が原因で皮膚に起こる赤みや発疹などの炎症。悪化すると、ただれたり血がにじんだりすることも。
あせも&おむつかぶれを防ぐには?
あせももおむつかぶれも予防が第一。
清潔にして、できるだけサラサラに、乾燥状態に保つことです。
毎日お風呂に入れて、オムツ替えの時にはおしりふきなどできれいにしてあげます。そしてやさしく肌を拭いてあげ、汗をかいた肌着はこまめに取り替えて。
汗っかきの赤ちゃんのため、室温を調節したり、通気性のいい服や肌着を着せてあげましょう。そして、特に汗をかきやすい首、わき、腕やももの付け根、おしり、背中などには、ベビーパウダーを薄くつけるとよいでしょう。ベビーパウダーは、汗の蒸発・拡散を促す働きがあり、肌をサラサラ、なめらかに整えます。
ベビーパウダーの上手な使い方は?
ベビーパウダーを使い慣れないママの中には「毛穴を塞いでしまうのでは?」と心配する声も。上手に使えば、そんな心配はご無用。
「上手に使う」といってもそんなに難しいことはありません。
①ママが少量手にとる。
②やさしくなでるように肌に。
③肌に白さが残らないよう薄くのばす。
これでOKです☆
(出典:premama.jp)
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