生後10ヶ月の赤ちゃん~離乳食は3回に挑戦~
早いもので1歳のお誕生日まであと2ヶ月!
ここまで「あっという間だった!」というママも多いはず。
それくらい、ママにとっても赤ちゃんにとっても、毎日が新しい発見や挑戦の連続だったことと思います。
離乳食も3回食になって、ちょっぴり大人(笑)な10ヶ月の赤ちゃんの様子をまとめました。
生後10ヶ月の赤ちゃん
生後10ヶ月の身長
生後10ヶ月の赤ちゃんの平均的な身長は68.5~78cmです。女の子や小柄な赤ちゃんの場合は67~75cm程度です。
生後10ヶ月になるとお散歩や児童館など、赤ちゃんの集まる場所に行くこともあります。同月齢の他の赤ちゃんと比べてしまうのが、ぱっと見でわかる身長や体格です。
背が低いと不安になるママもいますが、まだまだ発育途中です。焦らず健康的な食生活と睡眠を続けてください。
身長が高めの赤ちゃんは、つかまり立ちで高いところにも手が届きます。ママはかかんで赤ちゃんの目線になって、室内の安全チェックをしてください。
生後10ヶ月の体重
生後10ヶ月の平均的な体重は8~11.2kgです。女の子や小柄な赤ちゃんは7~10kg程度です。
同じ月齢でもほっそりした赤ちゃん、体格のしっかりした赤ちゃんなど体型変化にも個々の特徴が表れています。
この時期に検診を受けると体重増加が目立たないことが気になります。まれに再検診になることもあるようですが、これは「体重だけでは判断できないからトータルで診断しましょう」と言うことです。無理に再検診までに食べさせて体重を増加させる必要はありません。
離乳食は3回に挑戦
・1日3回離乳食に挑戦。
・手づかみ、自分でたべたい!
・好きなものと嫌いなものを主張。
・鉄分など離乳食から栄養補給。
生後10ヶ月は、1日に3回の離乳食に挑戦する時期です。カミカミ期にも慣れる頃なので、やわらかくても食感のわかる調理を心がけましょう。
自分で食べることに楽しみを覚えています。スプーンやフォークも、ママから奪って自分で持ちたがります。先の丸い離乳食用のフォークで安全性を高めてください。
スプーンやフォークを上手に使えないと遊んでいるようにも見えますが、赤ちゃんにとっては新たな道具を練習中です。気になる時は、ある程度食べさせてからスプーンやフォークを渡します。
生後10ヶ月離乳食手づかみ食べも大好きです。野菜はスティック状やつかめる固さに茹でます。果物は皮を取り除いて一口サイズに切ってあげましょう。
離乳食が進むと、もう大人と同じものを食べさせ始める家庭もあるようですが、蜂蜜や牛乳を与えるのは慎重になってください。蜂蜜については1歳以降が指導されています。野菜や果物の自然の甘味を中心に、調理することをおすすめします。
3回食になると食欲にムラがでる日もあります。同じ味付けが続くと、だんだん食べなくなることもあるので見た目や食材の組み合わせにも工夫しましょう。
ママは離乳食を作るのもひと苦労です。時には市販の離乳食をアレンジして、離乳食作りを苦痛に感じないように心掛けてください。
生後10ヶ月の授乳
生後10ヶ月では母乳やミルクよりも、離乳食がメインになっていきます。離乳食を優先して、食後や就寝時に授乳を足す赤ちゃんが多くなります。
生後10ヶ月では1日の授乳量が1000ml程度ですが、これを離乳食に置き替えていくのでもう少し量が少なくなります。離乳食の進み具合や、体重の増加率で授乳量は大幅に差が出るものです。
深夜や就寝時の授乳では、空腹だけではなく精神的な安心を求めています。お腹はいっぱいだけど、パパやママに抱っこされて授乳したい気持ちや、授乳で安心しながら眠りたいという気持ちを理解してください。
つかまり立ちが安定
生後10ヶ月では、つかまり立ちが安定します。室内では自分で、手を置く場所を決めて立つようになります。
つかまり立ちができるということは、手をついてはいますが「体の左右のバランスを保てるようになった」ということです。名前を呼ぶと、その方向に顔を向けたり振り返るのも上手になります。
おしゃべりしたい
「わんわん」「ばいばい」「ぶーぶー」など発音しやすい単語を聞かせると喜びます。おしゃべりな赤ちゃんは、パパやママの口をじっとみておしゃべりしようと頑張ります。
興奮して大きな声を出すこともありますが、わざとではありません。まだ、言葉や声の大きさをコントロールできないだけです。
生後10ヶ月頃では、おしゃべりに興味の出ない赤ちゃんもいます。それでも家庭では、よく赤ちゃんに話しかけてあげてください。優しい声を聞いて安心しています。
周囲に興味津々
お散歩や公園でも、ベンチや遊具に座ることが楽しい時期です。視界が変わると、赤ちゃんは周囲に興味津々です。目に入る新しい景色を、たくさんインプットしています。
季節にもよりますがお散歩や買い物で外出した時は、周囲の自然や乗り物、お散歩中の動物にも目を向けましょう。犬を見かけたら「わんわん」など、赤ちゃんが覚えやすい単語におき替えて話しかけてあげましょう。
知らない人から話しかけられると、急に黙りこんだり泣きそうになることもありますが、家族と他人の見分けがつくようになった証拠です。それでも相手をじっと見ているのは、協調性や周囲への興味があるからです。
動き回る遊び
生後10ヶ月には、体を大きく動かす遊びが広がります。ハイハイやつかまり立ちで、行動範囲が広がっている赤ちゃんの中には、おむつ交換時も寝返りでハイハイをし始めます。
パパやママが「まてまてー」とハイハイで追いかけると、楽しそうに逃げます。気にいると追いかけてほしくて、パパやママの少し先でハイハイのまま待っていることも。
公園ではパパやママが支えながら、遊具に座ることもできます。暖かい時期のお散歩では公園でベビーカーから降ろして休憩したり、外で過ごす時間を作ってみましょう。
外出先では乳幼児に興味を持ちます。じっと見たり、ほほ笑んだり、「あー」と声をかけようとします。これも赤ちゃんにとっては楽しい遊びなので、見守ってあげましょう。
指先をつかった遊び
生後10ヶ月では、手指も小さな物をつまんだり、小さなボタンやスイッチを器用に押すようになります。電気のスイッチや、テレビのリモコン、電話の受話器やボタンに興味をもって触りたがります。自分の手で持てるサイズのおもちゃは外出時も便利です。
おもちゃの扱い方にバリエーションが増える赤ちゃんもます。例えば、今までは手の平で叩いていただけのタンバリンは、手にとって裏表を見たり、タンバリンそのものに興味をもつようになります。
誤飲・怪我に注意
ソファーの上によじ登ろうとして、さらにソファーの上から手の届きそうなものを触ろうとします。今まで高い位置だからと安心していたものにも、手が届く可能性が出てきました。もう一度、
引き出しや扉の開閉も自分だけでできるようになります。特に室内で開きっ放しの扉を閉めようとして、手指を挟む事故が危険です。怪我をしそうな飛びやがあったらストッパーを挟んで、完全に閉まらないようにしてください。
(出典:http://www.e-ikuji.info)
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