子育てでやってはいけない6つのNG行動
2015/05/11
子どもの気持ちを勝手に解釈する
子どもが自分の気持ちを上手く言えなかったり、表現できなかったりすることは本当によくあります。
普段の心がけとしてはそれを理解し、子どもの表情やしぐさから読み取って接するべきでしょう。
しかしいつまでも子どもが泣き続けていたり、黙ったままだったりすると「こういうことが言いたいんだね?」と親が子どもの気持ちを代弁してちまいがちです。
子どもが1を言っただけで、親が10まで話したり、勝手に解釈して結論まで導き出したりしてしまうことも多いと思います。
そこで、NGの1つ目として、
「子どもの気持ちを勝手に解釈しない」
ことを改めて確認しておきます。
なぜなら、親が解釈して代弁する瞬間というのは、子ども自身をしっかり見ずに、親の思い込みで話してしまっているケースが少なくないからだそうです。
これがエスカレートしてくと子どもの本当の気持ちは全く別なのに「この子は今、こう感じているんだな」と決めつけてしまうようになってしまいます。
ここがズレてしまうと、心を通わせたコミュニケーションが次第に希薄になってしまうかもしれません。
子どもの言葉が出てくる「間」を大切にして、せっかちにならないようにしたいです。
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途中で評価やコメントをする
例えば子どもがケンカをしてきたとき。
「つい〇〇くんのことを叩いちゃった」
と子どもが言ってきてくれたときに、親としては
「それは良くないね。暴力は絶対ダメだよ」
とすぐに意見を言いたくなるでしょう。
このとき、すでに子どもが自分の中で反省をしていたら?
その時の状況や思いを親に聞いて欲しかったとしたら?
話したかったことを遮られて、内容もそこそこに「それは良くない!」とわかっていることを言われ続けていたら、もうそのことについて話そうとはしなくなるでしょう。
まずは話を受け止めること。
受け止めていると、自分が悪いことをやったという反省や後悔の言葉が出てくるかもしれません。
事実をみないで叱る
同じ失敗を何度も繰り返す、何をやっても長続きしない、というときイライラして
「だからダメなのよね」
「いつもそうなんだから。意志が弱い子ね」
と叱りたいときもあることでしょう。
しかしこのように悪い評価を与えるような叱り方は要注意です。
低い自己評価を持ってしまったら、新しいことにチャレンジする意欲や勇気が無くなっていってしまうことにもなります。
もしかしたら「親に愛されていない」「見放させれている」と感じてしまうことにもつながるかもしれません。
叱りたくなったらまずは「現在のありのまま」を伝えること。
「あれ?今朝は、新聞を取ってきてないけど、どうしたの?」
「今日の宿題は、どれだけあるの?」
と子どもにまだできていないよ、気づかせてあげることが大切のようです。
「なぜ?」「どうして?」と詰問する
子どもの話を聴くときの親のレスポンスとして、避けたい言葉のひとつは、
この「なぜ?」「どうして」という質問です。
多くのお父さん、お母さんに心当たりがあるのではないでしょうか。
この質問は子どもにとって尋問に近いような感覚になります。
すると親から攻められているように感じてしまい、心の扉を閉めてしまいます。
これが続くと親からの責めを何とか逃れようと、適当な言い訳やごまかそうとするようになってしまうかもしれません。
「もういい」と突き放す
この言葉の通り子どもは見捨てられたと感じ失望してしまうからです。
もしかしたら親としては「こう言えば自分で何とかするように考えるだろう」という期待があるかもしれません。
信頼関係がしっかりと構築できている親子であればその通りに事が進むかもしれません。
しかし多くのケースでは「お母さんは私のことなんてどうでもいいんだ」というように心を閉ざしがちになってしまうのだとか。
一方的にアドバイスをする
子どもに何か問題が起きたり、悩んでいたら
「その時はこうするべきだ」
「こうやったら?」
と求められてもいないのにアドバイスをしてしまうことはよくあります。
もちろん大人の対処が必要なケースでは別ですが、そうではない問題であれば子どもに考えさせ、自分で決めさせるように心がけたいところです。
親から受けたアドバイスで解決できなかったとき、「できなかったじゃないか」と責任転嫁してしまったり、問題が発生したらすぐに親を頼り、自分で考えないようになってしまいます。
子育てでイライラしても一呼吸おく
イライラしていなくてもついついやりがちな行動もあったのではないでしょうか。
小さい子どもに対しては特に自分の思い通りにいかないとイライラして、感情をぶつけてしまったりするものです。
しかしそれでは子どもはどんどん心を閉ざして上手なコミュニケーションが取れなくなっていってしまうでしょう。
もしこれらの行動が当てはまる人は、一度、子どもへの接し方を見つめ直してみると今までとは違った子どもの反応が見れるかもしれませんね。
(出典:http://the5seconds.com/)
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