子供がしゃべり続ける意外な理由
いろいろなタイプのお子さんがいますが、子どもって基本的にうるさいですよね。
「周囲の状況をうかがいながら、声の大きさを調節する」という技は、年齢的に見てもまだ難しいことが多いでしょう。

とはいえ、病院やスーパーの中など、大声だと迷惑になってしまう場所では、声の大きさを調節するように注意することは必要でしょう。幼稚園などの集団行動の中でも、許容限度を超えるような大声は迷惑になってしまいますね。
たとえ個性であったとしても、まわりに迷惑であれば「これはうちの子の個性なんだから、認めろ!」と開き直るわけにはいきません。そういう意味であれば「大きすぎる声は、たとえ子どもであっても少しずつしつけるべき」でしょうね。
“まぎらわし”としてのおしゃべり
ただ、子どもの行動が「本当に個性から来るもの」だとしたら、どこか可愛らしくて許せてしまうようなところがあるもの。それが、妙に意固地だったり、こだわりが強かったり、限度がないような感じだったりする場合は、「実は本当の個性ではない」ことが多いのです。
相談のお子さんは、もともとおしゃべり好き・行動的という面はあるかもしれません。でも、それがエスカレートしている感じからすると、大声でしゃべり続けることによって緊張や不安をまぎらわしている(ごまかしている)ような気がします。
「こわい」「はずかしい」「さびしい」といったマイナス感情を抱えながら、それを表現せず、平気なふりをして頑張り続ける子。そういうタイプの子が、緊張や不安をまぎらわすのに「しゃべり続ける」「動き続ける」という手段をとることがあるのです。
自力解決の努力
ふつう子どもは、抱っこをしてあげるとフッと体の力が抜け、おしゃべりが止まり、リラックスできるもの。しかし、どこか「あまり甘えてはいけない」と思っているタイプの子は、抱っこをしてあげても力がゆるまず、なかなか落ち着けないのです。
動き回ったり笑ったり、大声を出したりすることによって、確かに発散はできます。
でも、慢性的な緊張・不安の発散には、ママにゆったり甘えたり、ママのところで泣いたりする必要があるのに・・・。
ひたすら自分のペースでしゃべったり動き回ったりしている様子は、「ママ、ボクの緊張は、自分で何とかするから大丈夫!」とひとりで頑張っている涙ぐましい努力の表れ。そんなふうにお子さんを見ていくと、どう接してあげればいいかが分かってくるかもしれませんね。
(出典:http://ikuji.mag2.com/)
スポンサーリンク
関連記事
-
-
すくすく育つ子育て【2】うちの子、言うことを聞かない子!?
しつけには根気が必要です。 1回言って子供が納得し、次からきちんと言うとおりにで …
-
-
子どもの名前の付け方で気をつけること
意外と侮れない名前の効果 愛する人との間に授かった我が子。本当に子宝と言いたくな …
-
-
生後11ヶ月の赤ちゃん~ママと会話!?~
お誕生日までもう少し! 赤ちゃんらしい0歳児期も、もう残すところ1ヶ月ですね。 …
-
-
朝の苦手な子供のオススメ☆チェックリスト
朝の苦手な子供に効果的!やることリストを作らせて楽しく自分で準備ができる 朝はだ …
-
-
GW明け「幼稚園に行きたくない」子どもへの対応
もし子どもが「幼稚園行きたくない」と言ったら? 幼稚園での集団生活に慣れてきたと …
-
-
子どもが家庭学習を好きになるプロの技3つ
塾、家庭教師を使わずに、自分で勉強を教えたいと考える親御さんは多いですが、結局う …
-
-
子供だって実はストレスを感じているという事実
子供のためにできる5つのストレス解消法 子供は小学校へあがる年ごろになると、スト …
-
-
「叱らない」子育て法とは?
子どもの叱り方について、先ほどの記事で書きましたが、今度は「叱らない子育て」につ …
-
-
生後10ヶ月の赤ちゃん~離乳食は3回に挑戦~
早いもので1歳のお誕生日まであと2ヶ月! ここまで「あっという間だった!」という …
-
-
赤ちゃんの寝かしつけワザ『背中ボスボス』
トントンじゃない!赤ちゃんの寝かしつけワザ『背中ボスボス』とは! 手 持ちの寝か …
