赤ちゃんが寝返りを始めたら気をつけたいこと
赤ちゃんは寝返りする方向の安全を確認することが不完全です。特に首がすわったばかりの赤ちゃんは、左右の安全を確認しながら寝返りできるわけではありません。
新生児や月齢の低い赤ちゃんの寝返りは、本人が考えていない方向へ寝返ったり、たまたま体をひねった状態から寝返りが成功してしまうケースもあります。そのため赤ちゃんが寝返り方向を確認しても、安全まで自分で確認していないと考えましょう。
寝返りをするようになる時期には個人差があるので、新生児のうちから赤ちゃんの周囲には怪我に繋がるものは置かないようにしたり、赤ちゃんが落下するような場所を作らないように気を付けましょう。
リビングでの寝返り
赤ちゃんがリビングで過ごす時間が多い時は、生活用品で危険になるものは床におかないようにします。ちょっと離れた場所に置いていても、寝返りをすることで近づいてしまいます。
角のあるもの、硬いものにクッションテープ
インテリアで角のあるものや硬いものは、赤ちゃんの顔や手足を傷つけることがあります。棚の角には、ぶつかり防止のクッションテープが便利です。
赤ちゃんが棚にぶつかった時、板の部分よりも角のとがった部分が危険です。角にカバーがあるだけで不慮の怪我を防ぐことができます。
ぶつかり防止のクッションテープは、貼り付けタイプが便利です。成長に合わせて取り付け・取り外しができるので家具を買いなおしたり、置き場所を変える手間もありません。
赤ちゃんのぶつかり防止のクッションテープは、押すと弾力がある程度ですごくやわらかい素材ではありません。これは寝返りの勢いにも対応できるような硬さです。丸みがあるので赤ちゃんの顔にあたっても刺さったりすることはありません。
クッションテープは赤ちゃんや小さな子供がいる時しか使わないかもしれませんが、子どもが成長しても活用できます。よく移動させる家具や模様替えの時に張っておけば、壁にあたっても傷を作ることなく家具を動かせます。
寝返り防止では家具の下のほう、床に近い部分にクッションテープを貼り付けますが、成長したらテーブルや椅子の角に貼るなど、その後も活用できるので新生児のうちに用意しても無駄にはなりません。
ぶつかり防止クッション
寝返りによる怪我を防ぐためには、時には赤ちゃんの指定することも考えます。赤ちゃんが寝返りしても大丈夫な範囲でクッションのガードを作ります。枕でも対応できます。
寝返り防止に使用するクッションは、柔らかすぎると赤ちゃんが顔をうずめた時に窒息する危険があります。クッションは硬めのタイプが安心です。
新生児のうちはクッションで壁を作ることができますが、ずいばいやお座りをするようになるとクッションで行動を制限することができなくなります。
クッションで寝返り範囲を制限できるのは新生児から長くても生後5~6ヶ月だと思いましょう。
ベビーベッドでの寝返り
ベビーベッドでの赤ちゃんの寝返りは、ベッドから落下することが最も心配です。ベビーベッドは寝かせ方によっては寝返りをした時に簡単に柵にぶつかります。柵がなければ赤ちゃんはベッドからはみ出てしまいます。
ベビーベッドのそばにママがいる時は安心ですが、怪我はほんの数秒目を離しただけでもおこってしまいます。寝返りをして赤ちゃんの位置が変われば安全かどうかも変わってしまいます。
赤ちゃんは寝返りで、簡単にベッドの端に移動できます。ベビーベッドの柵もストッパーや落下防止の措置をしておくと、赤ちゃんは更に安全です。
赤ちゃんがベビーベッドから落下する事故は、珍しくありません。立ち上がることのできる赤ちゃんならば柵を乗り越えて落下するケースもありますが、寝返りをしているだけでもベッドサイドが開いていれば落下してしまいます。
赤ちゃんが寝返りを始めたら、どんなに場所でも床から離れていれば落下の可能性があると考えましょう。
顔周りにものを置かない
ベビーベッドにはおもちゃや、お世話グッズを一緒に置くことが便利です。しかし、寝返りをする時に顔に何かがあたることは危険です。
赤ちゃんの顔と平行な位置には、お世話グッズなどを置かないほうが安心です。ベビーベッドの上には余計なものを置かず、ベッドの下など赤ちゃんの手の届かない場所に収納するくせを付けましょう。
落下防止のベッドガード
ベビーベッドは片側の柵が外したり移動できるようになっているタイプがあります。ママが赤ちゃんを抱き下ろしやすかったり、オムツ交換などのお世話をしやすくするメリットがあります。
ベビーベッドは赤ちゃんの怪我を防ぐために、しっかりとした作りになっていますがお世話をしやすくする為の柵の取り外しは、意外と簡単にできてしまうことがあります。
寝返りした赤ちゃんがぶつかっただけで柵が外れたり落ちたりすると、思わぬ落下事故に繋がります。赤ちゃんは寝返りした後で元の位置に戻ることができない場合、柵の外れたベッドの端にいなければならないからです。
ベッドガードは柵にぶつかることを防ぐために、ベッドの柵の内側に取り付けます。ベッドガードについている紐やベルトの何箇所かを、取り外しのきかない柵部分と結び付けておきます。そうすれば、柵が衝撃で外れてもベッドガードが壁になります。
ベッドガードで壁を作っても、赤ちゃんがお座りできるようになると、ベッドガードを乗り越える可能性があります。ベッドガードは、柵の固定とセットで考えると安全性が高くなります。
(出典:e-ikuji.info)
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